実家では、猫を飼っている。

母が猫好きということもあり

僕が幼少期からずっと家に3匹以上の猫がいた。

僕は猫アレルギーだし

猫毛がいっぱいつくし

懐かないし、

とまぁ嫌なこともあるが

大人になるにつれ

猫が沢山の事を教えてくれていた事に

気づく事がある。

その中でも

色々あってニートになり

現在実家で過ごす僕に

猫が新たに教えてくれたことを書いてみようと思う。

まぁ小さい頃から可愛がっていた猫も

僕が実家を出て8年の月日が流れ

帰ってくると

随分と年を重ねていた。

年を重ねるということは

体に異変が出てくる。

うちの猫の場合

口に口内炎が出来てしまった。

特に今すぐ死んでしまう様な

病気ではないのだが、

口が痛くなり、毛繕いが出来なくなったり

食事の回数が減り、痩せこけてしまう。

あんなに食いしん坊で

狸に間違われる事もあった体の大きい猫が

今じゃ口にヨダレを垂らして

月に一度の通院が必要な

ガリガリな猫に変わったのだ。

それでも

猫は日々生きる為に飯を食い

沢山眠り、辛い注射にも耐え

また食べ、また眠る。

そんな猫を見ていると、

やりたい事はなんだろう?

本当の俺はどこにある?

将来俺はどうなるのだろう?

とかくだらねぇ事にうじうじ悩んでいた悩みが

一瞬で吹き飛んだ!

とにかく生きるのだ!

生きて生きて生きて

苦しい事も、楽しい事も全て受け入れて

生きるのだ。

人は考える事が出来る

人は人と比べる事が出来る

人は夢を持つ事ができる

など人間だからこそ出来ることもあるだろう

でもまずは人は

動物なのだ!

だから生きろ!

生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて

生き抜いてみせろ!

ありがとう猫

僕は人としてまず大切な事

生きる事

そんな動物としての本能を

猫に教わった気がする…